『第66回神奈川県合唱祭』出演情報&詳細レポート

出演情報

富士通川崎合唱団は下記の通り、『第66回神奈川県合唱祭』に出演いたします。

■主催神奈川県合唱連盟 朝日新聞社 神奈川県立音楽堂
(神奈川県合唱連盟の神奈川県合唱祭のページ
http://kanagawakenren.la.coocan.jp/gasshousai.html)
■日時2023年6月11日(日) 16:00開演/15:30開場
富士通川崎合唱団の出番はCブロック8番目です。(17時頃の演奏予定です。)
■場所神奈川県立音楽堂
 ・JR「桜木町駅」より徒歩約10分。
(神奈川県立音楽堂のアクセスページ https://www.kanagawa-ongakudo.com/access)
■入場料1ブロックにつき500円
■指揮加藤 雅子
■ピアノ福﨑 由香
■演奏曲目Wenn mein stündlein vorhanden ist(もしも私に僅かな時間が残されていて)
作詩:Nikolaus Herman、作曲:Hans Leo Hassler
Lux Aeterna
作曲:Tom Porter

詳細レポート

 富士通川崎合唱団は、6月11日(日)、神奈川県立音楽堂(神奈川県横浜市)で開催された「第66回 神奈川県合唱祭」に出場しました。

 このイベントは、川崎市合唱連盟の各加盟団体が4日間に渡って日頃の成果を披露し合う恒例のイベントです。

 2020年と2021年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止され、昨年よりソーシャルディスタンス、マスク着用、換気等に最大限の注意を払いつつ開催が再開されましたが、今回からは、当該感染症の5類移行を受け、ステージ上ではマスク非着用となりました。

 私たちとしては、コンクールと同じ会場で歌える機会であり、コンクールを見据えた大事なイベントでもあります。身の引き締まる思いで本番に臨みました。

 富士通川崎合唱団は1947年に富士通川崎工場の職場合唱団として創設されました。70年分の諸先輩方の経験や知見を継承できる事は当団の強みです。
また、現在は数少なくなりましたが、職場合唱団である事も私たちの誇りであり、強みです。70年のなかでは、存続の危機が幾度となくありましたが、富士通株式会社ならびに地域の皆様のご支援を受け、職場合唱団としてこれだけの年月、活動を続けることができております。

諸先輩方の雄姿(1958年 産業人合唱コンテスト 関東地区大会)

今回、私たちは次の2曲を演奏しました。

・Wenn mein stündlein vorhanden ist(もしも私に僅かな時間が残されていて)
 作詩:Nikolaus Herman、作曲:Hans Leo Hassler

・Lux Aeterna(永遠の光)
 作曲:Tom Porter

 「もしも私に僅かな…」は、後期ルネサンス(1600年頃)のドイツの作曲家ハンス・レオ・ハスラーによる、各声部が複雑に重なって宗教的希求を力強く歌い上げる曲です。一方、「永遠の光」は現代の作曲家トム・ポーターのラテン語による穏やかな祈りの歌です。

合唱祭のパンフレット
掲載ページ

 2020年から2022年まで主にオンラインの画面越しで歌う練習を続けてきた我々にとって、初めてマスクをせずに舞台で歌うイベントです。

 「今この場所でこの歌を歌うことで、日本に住む皆様にポジティブなエネルギーを届けたい!」という気持ちを会場に届けられた演奏となったのではないかと思います。講評の先生方からも「柔らかな温かい光が降り注ぐような歌声」「自然な良い発声で安定したポリフォニーを構築」「スケール感と説得力を感じさせる演奏」「言葉に心が通っている」などの講評を頂きました。 

8月のコンクールに向け、団員一同、ますます士気が上がっています。 今回の体験と頂いた講評を活かして、頑張っていきますので、ご声援をよろしくお願いします!

合唱祭当日 ユニオンビルの練習場にて