2025年10月26日に開催いたしました富士通川崎合唱団 第11回演奏会は、多くの皆さまにご来場いただき、盛会のうちに無事終演いたしました。
ご来場くださったお客様、運営にご協力くださった皆さま、そして日頃より温かく見守ってくださっている関係者の皆さまに、心より御礼申し上げます。
第11回演奏会については、【こちら】もご覧ください。
演奏前(幕前)
まずは男声合唱団+演者(?)で「演奏会のお約束」を披露しました。
素敵なハーモニーと名演技で、掴みはバッチリだったのではないでしょうか?
来場の皆さまもお約束をしっかり守ってくださり、ありがとうございました!
第1ステージ
第1ステージではラテン語で宗教曲を5曲披露しました。
「Festival Gloria」は栄光の賛歌、お祝いの歌です。1曲目にふさわしい、力強くも繊細なハーモニーが観客を惹きつける入りとなりました。
「O magnum mysterium」はクリスマスの聖歌です。キャンドルに包まる演出も相まって、神秘的な雰囲気となりました。
「Ubi Caritas」ではこれまでの輝かしい雰囲気とは一変し、複雑なハーモニーが織りなされました。
「Lux Aeterna」は魂の安息を願った祈りの曲です。男声の荘厳なグレゴリオ聖歌から始まり、女性の柔らかなハーモニーが加わります。
最後を締めくくった「Jubilate Deo」は喜びの歌です。リズミカルなピアノにのせて、活き活きとしたメロディが歌われました。
第2ステージ
第二ステージでは、日本語の無伴奏合唱曲5曲を披露しました。
「Greetings」で希望に満ちた旋律と詩が響き渡り、明るく力強い幕開けとなりました。
2曲目の「なみだ」からは詩の朗読が加わり、作品の世界観がより深く伝わる構成に。
「たっけだっけの歌」では、童心あふれる歌詞と軽快なリズムが印象的で、各パートの掛け合いに苦労しながらも、楽しく表現できました。
「にじいろの魚」では、朗読が幻想的な世界への導入となり、合唱がその世界を鮮やかに描きました。
最後の「歩くうた」では、歩み続ける力強さを歌い上げ、ステージを感動的に締めくくりました。
第3ステージ
第三ステージでは、ジャンルを越えた6曲が披露され、演出と歌が一体となった華やかなステージとなりました。
「ラデツキー行進曲」では、メンバーが花を手に登場し、終盤には客席と手拍子を合わせ、最後に花を捧げる演出で会場が一体となりました。
「Moon River」は、静かで優美な旋律が心に染み渡るひとときとなりました。
「いい日旅立ち」では、新幹線のパーツを貼ったうちわを使った演出で笑いが起こり、最後には全員がうちわを裏返して「感謝を込めて次なる一歩へ!!」というメッセージを届け、温かい空気に包まれました。

川崎市を代表する歌「かわさきのねいろ」は、会場全体で歌う参加型の曲で、恥ずかしがりながらも多くの方が一緒に歌ってくださいました。
「デイ・ドリーム・ビリーバー」は、ピアノ伴奏とスイング感のあるリズムが心地よく、三色の布を使った振り付けとともに、ステージに立てなかった仲間への思いが込められた大切な一曲となりました。
最後の「虹」で締めくくられたステージは、明日への希望と皆さまへの感謝に満ちたフィナーレとなりました。
名残惜しい拍手の中、アンコールでは「糸」を披露しました。ご来場の皆さまとの糸(縁)を感じられる演奏会となりました。

打ち上げ
演奏会後は、団員と一部スタッフの方にも参加いただき、打ち上げを行いました。演奏を振り返りながら楽しいひと時を過ごすことが出来ました。
最後に
今回の演奏会は、創立78年を迎える私たちにとって、これまでの歩みを再認識し、次の80周年へとつなぐ大切な節目となりました。
この日、舞台に響いた一つひとつの声、一瞬のハーモニーには、私たちが紡いできた軌跡、仲間への想い、そして合唱への情熱が込められていました。
歌うことを愛する仲間とともに、音楽の喜びをお客様と分かち合えたひとときは、私たちにとって何よりの宝物です。
次の80周年という新たな節目に向けて、これからも富士通川崎合唱団 Omnesは、より豊かな響きと調和を目指し、心に残る音楽づくりに挑戦し続けます。
そして、再び二年後の第12回演奏会で皆さまとお会いできる日を、団員一同、心より楽しみにしております。



