富士通川崎合唱団HP

出演情報

■主催	神奈川県合唱連盟　朝日新聞社　全日本合唱連盟関東支部神奈川県立音楽堂（神奈川県合唱連盟の神奈川県合唱祭のページ　kanagawakenren.la.coocan.jp/konku-ru.html）
■日時	2022年8月21日（日）10：30開演／9：30開場富士通川崎合唱団の出番はDブロック9番目でした。（終了しました）
■会場	神奈川県立音楽堂　・JR「桜木町駅」より徒歩約10分。（神奈川県立音楽堂のアクセスページ　https://www.kanagawa-ongakudo.com/access）
■入場料	各ブロック　小学生：500円　中学生以上：1,000円
■指揮	加藤雅子
■ピアノ	福﨑由香
■演奏曲目	課題曲：・Gaude virgo, mater Christi（喜べ，処女，キリストの御母よ）　　　　　　作曲：Josquin des Prez 自由曲：・なみだ　　作詩：みなづきみのり　　作曲：北川昇　　　　・Ad Astra（星々へ…）　　作詩、作曲：Jacob Narverud

詳細レポート

富士通川崎合唱団は、８月２１日（日）、神奈川県立音楽堂で開催された「第６５回神奈川県合唱コンクール」の大学職場一般部門に出場しました。

神奈川県合唱コンクールは、神奈川県合唱連盟、朝日新聞社、全日本合唱連盟関東支部、神奈川県立音楽堂の主催で行われるイベントです。

２０２０年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止され、２０２１年は対外活動自粛で参加しなかったため、３年ぶりの参加となりました。
大学職場一般部門には１２団体が出場しましたが、職場団体は我々富士通川崎合唱団だけでした。

今回、課題曲と自由曲２曲を演奏しましたが、コンクール出場に向けた集合練習は、従来の半分以下の１５回という限られた練習量での出演となりました。
回数は少なかったものの、会社の施設である富士通ユニオンビルの多目的ホールで練習でき、また、指揮者の加藤先生のご指導と団員一人一人の努力の結果、参加者全員が楽譜を持たず暗譜でステージに立つことができました。

課題曲「Gaude virgo,marter Christi」は、昨年（2021年）没後500年を迎えたフランス人作曲家Josquin des Prezによって作られた聖母マリアを称える歌です。
この曲は、全員で一斉に歌い出すところが少なく、それぞれのパートが違うタイミングで演奏する旋律を流れるように積み重ねていくところが美しく、また難しい曲です。
一曲目の歌い始めはただでさえ緊張しがちなこともあり、今回はどうなることかと思っていましたが、ボイストレーニングの先生からの的確なアドバイスもあり、大きなミスなく歌い始めることができました。

自由曲は、「なみだ」と「Ad Astra」の２曲を演奏しました。
「なみだ」はすべて平仮名で書かれた詩で、やわらかな印象があるものの、それでいて胸に迫る静かな曲です。静謐という言葉がとても似合います。
一方、「Ad Astra」はアメリカのカンザス州のモットー（標語）である「Ad astra per aspera（困難を乗り越えて星々へ）」を元に作られた曲で、ピアノの伴奏もついた勢いのある曲です。
余談ですが、アメリカは各州毎にそれぞれモットーがあるそうなので、興味のある方は調べてみてください。
今回、練習回数も少なかったため反省点もありますが、これら素晴らしい曲をコンクールで演奏できたことは私たちの喜びです。

残念ながら入賞することはできませんでしたが、指揮者の加藤先生、ピアノ伴奏をしてくださった福﨑先生をはじめ、会場に駆けつけてくださったＯＢや団員の知人や家族からも、良い演奏だったと感想をいただくことができました。中には、「うるっときた」、「声ってこんなに美しい響きなんだと感心しました」というコメントをいただき嬉しい限りでした。

マスク着用での演奏になりましたが、３年ぶりにコンクールに参加できた感動を胸に、今後も頑張って活動していきますので、ご声援をよろしくお願いいたします。