「かながわヴォーカルアンサンブルコンテスト(KVEC)」の詳細レポート

富士通川崎合唱団は、『かながわヴォーカルアンサンブルコンテスト(KVEC)』に出場しました。

残念ながら総合審査へ出場することはできませんでしたが、温かいご声援をありがとうございました。

記事下部に詳細レポートを追加しました。

 

出演情報

■主催 神奈川県合唱連盟
■日時 2016年3月5日(土) 10:30開会
■ 場所 神奈川県立音楽堂(JR・市営地下鉄「桜木町」駅から徒歩10分)
http://www.kanagawa-ongakudo.com/about/access
■入場料 1,000円(18歳以下無料)
■演奏時刻 富士通川崎合唱団の出番は10:44の予定(このコンテストは、予選にあたる「部門別審査」と、本選にあたる「総合審査」に分かれています。部門別審査での出演時間は10:44頃の予定です。部門別審査を通過した場合、総合審査に出場できます。総合審査での出場時間は18:30頃の予定です。いずれも当日の進行次第で時間が変わる可能性があります)
■指揮 加藤 雅子

演奏曲目

部門別審査

ESTI DAL (作曲:Kodály Zoltán)
或る誕生 (男声合唱組曲『雪国にて』より) (作詩:堀口大學)
(作曲:多田武彦)

総合審査(部門別審査で勝ち進んだ場合に演奏)

Stand By Me (作詞作曲:Ben E. King, Jerry Leiber, Mike Stoller)
(編曲:Steve Delehanty)
Ride The Chariot (作曲:Traditional Spiritual)

詳細レポート

3月5日(土)、富士通川崎合唱団は、神奈川県立音楽堂において開催された「第18回かながわヴォーカルアンサンブルコンテスト」(以下、KVEC)に出場しました。

このコンテストは、神奈川県合唱連盟・朝日新聞社が主催、2名以上20名以下の団体が声部・年齢などにより、4部門に分かれて競い合うものです。今回は全部門合わせて、45団体が参加しました。3名の審査員による審査の合計得点(絶対評価)により、各団体の賞(金賞・銀賞・銅賞・賞なし)が決定し、上位得点団体のみ、総合審査に進む事ができます。

当団は、昨年同様、男声の有志のみ(団体名:富士通川崎合唱団 男声部隊)で参加しています。

このコンテスト出場は、地域のイベントに参加し、地元の方々とふれあいながら日頃の練習の成果を競うという、意義のあるチャレンジのひとつと位置付けています。また、本コンテストは当団の男声部隊の定番イベントとなりつつあり、毎年出演者全員で、練習の進め方や演奏のでき具合などを振り返り、次回の演奏に活かしていけるよう意欲的に取り組んでいます。

一昨年、昨年につづき3年連続で本選に進出することおよび本選で3位以内に入賞することを目標に、これまで以上に長い時間をかけて計画、準備を進めてきました。今年はこれまで演奏したことのない曲を取り入れるなど、新たな取り組みにチャレンジしました。

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当日早朝ユニオンビルでの練習

当日は、本番の10時に最適なコンディションにするために朝7時に武蔵小杉のユニオンビルに集合して練習を開始しました。朝は声が出にくいため、全身の柔軟体操からウォーミングアップをはじめ、本番に向け声の調子を整えました。

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当日のプログラム

1曲目の「Esti Dal」はハンガリー語の曲で、日本語にも英語にもない、また私たちが普段取り組んでいるラテン語にもない母音が登場するため、発音には大変苦労しました。練習は十分に重ねましたが、本番では緊張で和音が少し崩れてしまう場面がありました。

2曲目の「或る誕生」は少女の誕生を歌った曲で、雪の中にあたたかい生命の明かりが表現されています。細かい強弱をできるだけ忠実に表現し、単調にならないように抑揚をつけることと、明るい発音を心がけました。練習では和音や発音が揃わないこともありましたが、本番が一番いい演奏ができ、観客からも高い評価を得ることができました。

審査の結果、当団は部門別審査男声部門3団体中3位となり、残念ながら総合審査へと駒を進めることはできませんでした。今回は男声部門からの総合審査出場なしという、これまでにない厳しい審査となったコンテストでした。

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結果は残念でしたが、今回の結果を真摯に受け止め、8月のコンクールに向けて切磋琢磨し、そして来年のアンサンブルコンテストでは良い結果が出せるよう精進します。

来年、富士通川崎合唱団は創立70年を迎えます。そして、その記念に、10回目の演奏会を開催致します。是非、足をお運びいただきたく、お願い致します。どうぞお楽しみに。引き続き、応援をよろしくお願いいたします。