7月1日、ミューザ川崎シンフォニーホールにて開催されました川崎市制100周年記念式典の記念演奏に、特別編成された記念合唱団の一員として、当団のメンバーが参加しました。
当合唱団は、地域貢献を主な活動の一つとして掲げており、これまでにもケアネットでのコンサートや地域交流イベントでの演奏披露などを行ってきました。
今回の記念合唱団については、川崎市様と社内の企業スポーツ推進室様から、「100周年を記念した特別合唱団を市⺠から募集するので、是非、ご応募ください」というお話をいただき、有志11名で参加することとなりました。
このイベントに向けた活動は2月から始まっており、2月の初めに川崎市や川崎市合唱連盟を通じて、市民や所属合唱団等に広く募集がかかりました。応募多数で抽選となりましたが、当団から希望を出したメンバーは無事、全員参加することが出来ました。
合唱の練習が始まったのは、GW前の4/24で、6/20までにトータル6回の合唱練習を行いました。これらの練習は高津市民館、多摩市民館、麻生市民館で行われました。川崎区や幸区のメンバーが参加するには、地味に遠い会場もあり、川崎市が縦に長い市であることを思い知らされる練習でした。
本番に先駆けて、6月26日、27日の2日間でリハーサルを行いました。
ミューザ川崎シンフォニーホールは、巻貝を内側からみたような、らせん状の客席がステージの周りをとりまく幻想的な造りです。今回の記念合唱団は、ステージではなく客席に立って歌うのですが、通路のほとんどに傾斜がついているため、まっすぐ立てないという問題が発生しました。体が斜めにかしぐと良い発声ができませんので、黒いゴムブロックを会場から借りて、急いで対策を行いました。
その後は、大勢の合唱団員がスムーズに入退場できるよう、歩くコースや時間帯を決め、入退場の練習も実施しました。
6月28日のリハーサルは、オーケストラとの合わせ練習で、特にボレロについては、初めて全体を通した演奏を行いました。いろいろな楽器によるソロ演奏が次々と奏でられ、リハーサルとは思えないほど聴きごたえのある演奏でした。
リハーサル終了時には、演出小物として、赤・緑・青のバンダナが配られました。これは、川崎市のブランドメッセージである「Colors, Future!いろいろって、未来。」のロゴマークである色に合わせたもので、合唱団メンバーは頭に巻いたり、首に巻いたりと自分の思うように身に着ける演出用です。あえて統一した付け方にしないことで、ブランドメッセージに込められた多様性を表現しています。
7月1日、いよいよ本番当日です!朝10時にミューザ川崎に集合し、昼前に最後のリハーサルを行い、本番に臨みます。式典は14時から行われ、私たちが参加する記念式典は、15時20分からとなっています。
今回の記念演奏では、次の4曲が演奏されました。
マーチ・かわさきのねいろ | 作曲:J.バーンズ 編曲:和田 薫 |
世界中から こんにちは そして ありがとう | 作詞・作曲:菅野 由弘 |
ボレロ | 作曲:ラヴェル 編曲:芸術村あすなろ |
好きです かわさき 愛の街 | 作詞:肥後 義子 補作:石本 美由起 作曲:山本 直純 |
記念演奏は、オーケストラによる「マーチ・かわさきのねいろ」からスタートしました。合唱は2曲目の「世界中から こんにちは そして ありがとう」から参加です。この曲は、東京オリンピック・パラリンピック2020を機に、世界中から日本を訪れる人々を歓迎するオリジナルソングです。作曲者の菅野 由弘さんは、リハーサルはもちろん、本番当日も駆けつけてくださいました。
「♪ハロー ハロー ハロー ハロー こんにちは」と元気いっぱいの歌詞で始まるこの曲は、川崎市に10名以上の方が住んでいる国の言葉で「こんにちは」と「ありがとう」が織り込まれており、まさに世界がひとつになるような温かい気持ちにさせてくれます。
オーケストラの華やかな演奏にのせて、会場のボルテージは最高潮に!
最後は客席の招待客の皆さまと一緒に、テンポよく「好きです かわさき 愛の街」を大合唱しました。
会場の様子は、川崎市イベントのYouTubeチャンネルでライブ配信されました。
なお、当日の式典等、会場の様子について川崎市から資料が公開されておりますので、以下よりご参照ください。