11/11 板橋区民文化祭「合唱のつどい」の詳細レポート

富士通川崎合唱団は、『平成30年度 板橋区民文化祭「合唱のつどい」 』に「Felice&富士通川崎合唱団」として出演しました。
混声合唱団Felice(https://www.facebook.com/felice.voce/)さんとの合同演奏となります。

出演情報

■主催 主催:板橋区
共催:板橋区合唱連盟、板橋区文化団体連合会 (公財)板橋区文化・国際交流財団
https://www.itabashi-ci.org/cul/city-festival/2802/
■日時 2018年11月11日(日) 11:30 開演 (11:00開場)
■ 場所 板橋区立文化会館大ホール
東武東上線 大山駅北口徒歩約3分
都営三田線 板橋区役所前 A2出口から徒歩約7分
(https://www.itabun.com/access/)
■入場料 無料
■演奏時間 富士通川崎合唱団は第1部(11:30~)に出場します。
演奏時刻は 13:18~13:24 頃を予定しております
■指揮 加藤 雅子
■ピアノ 末髙 麻美

演奏曲目

群青 (作詞:福島県南相馬市立小高中学校平成24年度卒業生(構成・小田 美樹))
(作曲:小田 美樹)
(編曲:信長 貴富)

詳細レポート

富士通川崎合唱団は、東京都板橋区で開催された「合唱のつどい」に初めて参加しました。混声合唱団Felice(フェリーチェ)さんとの、初の合同ステージです。今回の合同演奏曲『群青』は、東日本大震災で大きな被害のあった福島県南相馬市の中学生達と先生が構成し、合唱曲の作曲家である信長貴富先生が合唱曲として編曲した曲です。それぞれの練習拠点を交互に訪れ、合同練習を重ねて交流を深め、ついに、この日の本番を迎えました。

最終リハーサルの様子

 

池袋駅で東武東上線(行き先は、大山駅)に乗り換えると、発車メロディーがモーツァルト作曲のアイネ・クライネ・ナハトムジーク第三楽章。さすが、東京芸術劇場を抱える地、気分が盛り上がって来ます。

10時半に、本番会場である「板橋区立文化会館」に集合し、リハーサル室で最後の合わせ練習を行いました。10分弱の短い練習の中で、指揮者・加藤先生による集中した最終調整を行います。本番を迎える13時過ぎまで、もう声が出せないので、貴重な発声時間です。

2団体合同のメンバーは約40人。普段より厚みの増した構成で、表現の幅を広げた演奏を目指します。

11時に第1部が開演。私たちも会場で他団体を聴きつつ、13時過ぎ、いよいよ出演時間となりました。メンバーがステージに並ぶ間に、Felice代表の方から、「Felice&富士通川崎合唱団」合同合唱団結成の経緯とともに、歌う曲の紹介アナウンスがありました。

今回の合同演奏曲『群青』は、東日本大震災で大きな被害のあった福島県南相馬市の中学生達と先生が構成し、合唱曲の作曲家である信長貴富先生が合唱曲として編曲した曲です。今回の合同演奏曲『群青』が、東日本大震災で大きな被害のあった福島県南相馬市の中学生達に由来する成り立ちである事、何気ない日常がいかに、かけがえのないものであるかと歌う歌詞のメッセージについて、丁寧に演奏曲の背景を語りました。

演奏が始まり、ピアノの末髙先生の前奏が、合唱団のユニゾンのモノローグを自然に引き出します。今回の曲は、歌詞を語るように、自然に伝える事も重要でしたので、うまく始まることができました。サビの和音の安定感は、合同の構成ならでは。曲後半の転調後の更なる盛り上がりでは、大ホールを ”鳴らす” 事ができて、演奏曲1曲にも関わらず、演奏後は大きな拍手をいただく事ができました。

プログラム
「群青」色の衣装小物

 

初めての試みの合同演奏の披露でしたが、手応えは大きい物でした。次回は、富士通川崎合唱団の地元・川崎の方で開催ができるかもしれません。普段の私たちの演奏より、もっとダイナミックな演奏を皆様にお聴きいただける機会が、もし実現しましたら、ぜひ足をお運び下さい。

記事執筆:ソプラノ)松