富士通川崎合唱団は、『第59回神奈川県合唱コンクール』に出場しました。
ご来場・ご声援ありがとうございました。
詳細レポートを記事後半に追加しました。
出演情報
■主催 | 神奈川県合唱連盟 |
■日時 | 2016年08月21日(日) 12:00開演 |
■ 場所 | 神奈川県立音楽堂 (JR・市営地下鉄「桜木町」駅から徒歩10分)http://www.kanagawa-ongakudo.com/about/access |
■入場料 | 全席自由 1,000円 |
■演奏時間 | 富士通川崎合唱団の出番は15:58の予定 |
■指揮 | 加藤 雅子 |
■ピアノ | 福﨑 由香 |
演奏曲目
Szép könyörgés (切なる願い) | (作詩:Balassi Bálint 作曲:Kodály Zoltán) |
Eternal Light | (作詩:Alcuin 作曲:Leo Sowerby) |
Festival Gloria(祝祭のグロリア) | (作曲:Randall Johnson) |
詳細レポート
富士通川崎合唱団は、神奈川県立音楽堂にて8月21日(日)に開催された「第59回神奈川県合唱コンクール」に出場しました。
神奈川県立音楽堂ロビーにて
今回私たちが出場した神奈川県大会の職場一般部門 には20団体が出場しており、関東大会へコマを進めるためには上位5団体に選ばれる必要があります。神奈川県は合唱が盛んなこともあり、年々競争が激化しています。
コンクールの課題曲及び自由曲に使用する楽譜
我々が今回演奏する3曲のうち、課題曲Szép könyörgés (切なる願い)は、マジャール語(ハンガリーの公用語)でうたわれる曲です。大勢の敵に囲まれた絶望的な状況で、敵の辱めを受けるよりは名誉ある死を選ぶ戦士の決意を堂々とうたいあげます。
次に、自由曲 Eternal Light は、英語でうたわれる曲です。「永遠の光よ、我らの心の内に射し入りて輝き給え/ 永遠の善よ、我らを悪より救い給え、、、」といった内容の歌詞が、神秘的なコード進行にそって、各パートの高低を入れ替えつつゆったりと綴られます。
最後に、自由曲 Festival Gloria (栄光の祝祭)は、ピアノ伴奏とともにラテン語でうたわれる曲です。スピーディなテンポで祝祭的な情熱をあらわしつつも、突然スタッカートで単語を分割する抑圧的な唱法が挿入される工夫をこらし最後まで聴衆を飽きさせない構成になっています。
出場メンバー22名は、仕事や家庭の都合で時間がままならない中、毎週水曜日および隔週休日に武蔵小杉のユニオンビルに集合し、声を合わせました。
3か国語を駆使して演奏する練習にはたいへん苦労しましたが、これまでのステージで得た経験を生かしながら、コンクール本番に向けて細かい調整を行ってきました。
コンクール会場の神奈川県立音楽堂
約一年間の準備期間の成果を出し切った本番が終わり、演奏からおよそ3時間後に表彰式がおこなわれました。結果は残念ながら金・銀・銅いずれの賞にも該当しませんでしたが、指揮者から「皆、良い表情ですばらしい演奏をしていた。」とお褒めの言葉をいただきました。
富士通川崎合唱団は来たる2017年6月3日(土)に、エポックなかはら大ホールにて「第10回演奏会」を開催いたします。終戦後の1947年に設立されてから現在まで脈々と続く合唱団の活動歴70周年を記念する重要な演奏会です。自由曲Festival Gloria (栄光の祝祭)で演奏して頂いたピアニストとも再度共演します。たくさんの観客にご来場いただけるよう、これからもより一層の練習に励み、積極的な活動を続けていきます。