富士通川崎合唱団 練習日誌(2002年1月〜3月)


管理人の独断と偏見による練習日誌。練習内容やその日の所感など(^^;)

2002年1月
 1月 9日(水) アンコール(ラ・クール)/かなしみ/気球の上る日
2002年初練習でした。S3、A2、T3、B2とい出席でしたが、内容的にはわりとしっかり練習したつもりです。次回は正指揮者と伴奏者がいらっしゃいます。
さて、内容について、今回はちょっと真面目に書いておきます。

アンコール:まずハミングで練習しました。歌詞に気を取られすぎて微妙にぶつかり合う和音をおろそかにしないように。それから、歌詞は1番と2番です。必ず暗譜してきて下さい。言葉に気を取られる人が出てくると、全然音が決まりません。

かなしみ
・前奏部分にあたる最初の2段、Fでユニゾンするとき、完全に一致した音をならすこと。紗幕のようにFの音の壁を作って、その中から、メロディが鮮やかに浮き上がってくる、というイメージで。
・2段目のソプラノとテナーの八分音符のかけあい、どこにスラーがついているのか、要再確認。フレージングをパート内でそろえること。
・「あの青い空の」 「あの」の「あ」と「青い」の「あ」どちらも大切に発音する。「あの」をむしろ大切に発音しないと、「青い空」だけ弾いて歌ってるように聴こえる。それから、三連符と八分音符の違いをきちんと表現すること。この三連符は、全部たたくのではなく、円を描くように歌う。
・テナーの「あの青い空の・・・」とソプラノ・ベースの「あの青い空の」は、下でハモっているパートが作っている和音が違います。それをきっちり出して下さい。特に次のコードへの導音になっている人(主に四分音符や臨時記号付きの音)は、よく自分の役割を認識する。
・「透明な過去の」にはいる寸前はたっぷりcresc.してrit. ただし、テナーが入ったら素早く引く。
後半2ページは、特にフレーズの終わりでrit.してすぐにa tempoというパターンがいくつかあります。音楽をだらだら遅くすればいいというものではありません。a tempoをしっかりかけて、旋律が立ち上がるさまを表現してください。

気球の上がる日:P−39〜43までだけ練習しました。各パートのパートソロのつなぎが悪い&音を分かっていない人が多いです。
P−39から各パートのフレーズごとの基本の和音を書いておきますので、コードを聞きながら一人で全部つなげて歌えるようにしておいてください。全部通して理解したら、自分のパートだけ抜いて歌えるようにすること。後半は練習しませんでしたが、次回までによく見ておいてください。
和音進行を見たい人はこちら→

第一群:P−39「子供らは」からP−40「勝手な天気予報」
第二群:P−41「種まきを」からP−42「手を取り合って」
第三群:P−43「瀕死の」から「枕元の窓を」

と分けて伴奏をよく見てください。第一群は、よりスタッカートを活かして切れよく歌う
第二群は、一群よりレガートのかかる部分が増えます(特に16分音符)。
そして第三群は、非常にレガートに歌う。
この違いをきっちりやってください。

ということで、次回は気球を全曲通します。これで次はGPまで1回しか練習時間がありませんので、各パート気合いれていきましょう。
 1月16日(水) 片野先生・藤井さんの練習(風が強いと/かなしみ/気球の上る日)
前半は、片野先生がいらっしゃらなかった。藤井さんは19時に見えたので、20時20分までは団内練習。ということで、内容は、「かなしみ」、「気球の上る日」は前回を参照してください。

風が強いと:
・テンポ:楽譜指定は92で、いままでそのくらいで練習してきましたが、72〜80前後で演奏することになります。あわてすぎないように。
・P−22,23 風のパート(歌詞を歌っていないパート)は、主旋律が入ってからは音量を落とす。アルトの出が特に弱いのでテヌートできちんと出す。
 歌詞を歌うパートは16分音符が急ぎすぎないように、言葉の頭をきちんと歌うこと。
・P−25〜28 Oを歌っているパートは楽譜指定の通りにOを言い直す。
P−30 「なにをして」 P−31「どんなしかたで」 ブレス入れない
・P−32 2小節目と3小節目の間にブレスを入れる(ベースの歌詞の前)
・P−32 ソプラノ「朝になると」音が違う人がいます。ベース、アルトはA−durの5音目から歌いだしますが、ソプラノだけGes−durの7音目から歌い出します。それを勘違いしているようです。

団内練習では、P−25〜28をかなり早く、それぞれのフレーズの立ち上がりを指定して練習しましたが、テンポをかなりゆっくり演奏するということになりましたので、改めて指定し直すかもしれません。当面は、この日の前半練習で指定した通りに歌って下さい。
 1月23日(水) 『マザーグースの歌』全曲
ステージの流れと、ダブルコーラス、ソロ等の指定を行ないました。
ゆくゆくあるいて
2番のテンポが標準のテンポです。このときが一番曲想がきちんとついているように演奏する。1番は、それをmarcatoに変えたもの、3番はかったるく音の上昇下降もわざとだらしなく演奏する、という意味で、すべて2番の変奏ということになります。
Soliは指定しましたが、変えるかもしれません。

ミルクよバターに

ダブルコーラスを指定しました(26日にもう一度言います)。各パートほぼ二人ずつになるので、頑張ってください。
 ・P-15、16の「ルルル」の入りが遅れます。ぼーっとしていないように。
 ・P-18練習番号Gの台詞部分は高めの声で出してください。だんだん高揚して「バターケーキを!」につながるように。

くぎがふそくで
以前に指定した通り、くそ真面目に堅く演奏する。少し軍歌風に子音をこれでもか、というくらい立てる(特に女声が弱い)。
 ・練習番号BでD-durになってから(戦に負けて)からは少しrit.します。
 ・練習番号E 2回目のD-durは大rit.。思い切り荘厳に演奏して下さい。
 ・P-17,21の「乗り手は乗れず」の下3声の追いかけ部分「乗れず」は言い切って、音楽を一度ぶちっと切る。
 ・P-18,22の「戦に負けて」の男声の追いかけ「負けて」は次の言葉へつなぐ(「負けて国を取られた」とつながるようにする)
 ・P-18,22 ベースの「すべて」、アルトの「たった」は思い切り子音を立てて聴こえるように言うこと。

ソロモン・グランディ
 ・練習番号Aのバリトン部分は、Soli3人で演奏してもらいます。
  Soliが歌ってる間のHumは、アクセントをきちんと入れること。
 ・P-22 パパパパパパラッパ 数を間違えないこと(笑ってるのは誰だ!)。ここはfです。
 ・P-22「日曜日に」のsub. pをきちんと活かして歌う。P-25の「日曜日に」はmfです。
 ・P-25最後の小節3拍(上3声)は、指揮をよく見る。P-26からテンポ戻すのでベースは遅れない。
 ・P-28 2小節目のアタマの拍で思いっきり言い切る(びょうきーい!っと叫ぶくらい)
 ・P-28,29はテンポを揺らしますので、よく見てすばやく動いて下さい。

ほねとかわのおんながいた
ソロは決定しました。変更しません。
あまり時間がなくて通しただけなのでよく見直してきてください。
 ・P-38 の「踏み入れた時」から音楽が一拍めから動くように変わっていきます(実際にはP-39に入ってから)。ここは、それを予感させるように歌うこと。
 1月26日(土) 『マザーグースのうた』演出付き全曲/『気球の上る日』

伴奏付きで第3ステージ、第4ステージを通して練習しました。13時〜17時30分まで長丁場でお疲れ様でした。演出関係者は10時30分からきてもらっていました。さらにお疲れさま。
あとは、ブラッシュアップするだけです。もう一度、必ず楽譜を読み直してきてください。
マザーグースはあと2回、気球はあと1回練習できるかどうかです。

『マザーグースのうた』演出については、団員のみに別途メールしましたのでそちらを参照のこと。
以下、曲の歌い方についてはこちらにまとめます。(これまでの練習日誌と内容が重複する部分が多いので)。
第6回演奏会のための『マザーグースのうた』→
『気球の上る日』データ集→
 1月30日(水) 片野先生の練習 『クリスマスのための4つのモテット』
片野先生の練習でPoulencを全曲通しました。こちらの練習回数は、おそらくあと2回です。もしかしたら1回かもしれない。
音程(の間違い)を注意された人は、猛省して復習してきてください。あとは以下の練習報告をよく読んで、再度自分で曲のイメージをかためてくること。

Poulenc『クリスマスのための4つのモテット』→
2002年2月
 2月 6日(水) 『マザーグースのうた』全曲(伴奏付き)
まず、練習に遅刻したことを深くお詫びいたします。伴奏者を15分も待たせてしまいました。体調悪かったんです。いまも眩暈してるんです。じゃあ、ディスプレイに向かうな>自分。

さて、練習ですが、変更点は4ステの練習詳述ページを見てください。1月26日日誌からもいけますし、「富士通川崎合唱団の部屋」からもいけます。
演出、大筋まとまりました。GPで実際にやってみますので、役にあたった人は臆せず恥ずかしがらずやってください。
次回練習は、おそらく1ステです。それから、アンコールの暗譜をお忘れなく!
 2月13日(水) 第1ステージの練習/片野先生の練習
練習開始直後は5人しかいなくてびびりました。最終的にはまあまあ揃いましたけど。
この時期は忙しいから仕方ないんですが、練習はあと、ボイトレ、GPをのぞくと、片野先生2回、加藤2回、つまり4回しかないわけで、あとちょっと頑張りましょう(といってもそう簡単にいかんのが職場合唱団のつらいところだが)。

第一ステージ及びアンコールの練習を行いました。詳細はステージごとにまとめてますのでそちらを参照してください。では、GP頑張りましょう。
 2月16日(土) ボイストレーニング グレゴリオ聖歌/Victoria/かなしみ
演奏会前最後のボイストレーニング。翌日のGPと連続になるのにちゃんと時間通りに出てきてくれたみなさん、お疲れ様。
やはりボイトレをしてから歌うときれいに音がなります。特に、AveMariaのような曲は、余計な装飾がないので、顕著に表れる。問題は、普段のアンサンブルでそれを少しでも生かせるか。
今回の課題は、Messa di voce。音と音の間がやせて途切れて聞こえる、とよく注意されていると思うのですが、このテクニックをどれだけ活かせるかが、特にルネッサンス・バロックものでの勝負どころかと。
 2月17日(日) 演奏会GP
13時から20時40分まで長丁場のGPお疲れ様でした。常任指揮者、ピアニストはもちろん、譜めくり、ステージマネージャ、音響効果などのスタッフさんにもこの場をお借りしてお礼を申し上げます。詳細は特にここには記しません。ステージごとにまとめた方や、これまでの練習報告を参照してください。
なお、第三ステージ演出については、2月23日にもう一度通しで行ないます。
 2月20日(水) 片野先生の練習 風が強いと/Victoria/Clemens non Papa
 /Quem Vidistis Patores Dicite/Videntes Stellam

管理人はインフルエンザもどき(翌日なんとなく治った)でへろへろだったため、まとめる余力なし(^^;)。S2、A2、T1が欠席。
女声のパート確認を行ないました。
なお、第1ステージ、第2ステージについては各自もう一度確認しておいてください。
特に危ないのは以下の点
 ・AveMariaの先唱ソロを歌わないように(ソプラノ、テノール共に)
 ・プーランクのパート(特に2曲目、3曲目)は、イベント毎に変更が入っているので、
  必ずメールを確認しておいてください。
  「合唱祭のときここだったから・・・」とかで歌われると大変なことになります。
  一パート3〜4人で一人間違ったら最大33%音量が減ります。
 2月23日(土) 『マザーグースの歌』全曲通し(加藤&藤井さん)
マザーグースの練習もほぼ最後。27日にもう一回確認やりますが(^^;)。ほぼ全員が出席の元、演出付きで通しました。

3ステの段取りは別途メールで配布します(ソロ等の確認も)。
役付きの人たちは体力勝負になってきましたが、頑張ってください。
終曲(ほねとかわの)はもっと落ち着いて、抱き締めるような音で歌ってください。

あとは演奏会に乗せるだけです。頑張りましょう。
 2月27日(水) 『マザーグースの歌』
 ほねとかわのおんながいた/ソロモン・グランディ/ミルクよバターに
アンコール2曲/AveMaria冒頭のみ/かなしみ

演奏会前の私の練習はこれで終了。
あとは楽譜をもう一度読んで、自分の中にどんな音楽をつくりたいのかを静かに考えてきてください。現在の我々の団でできることはすべてやったはずです。自信を持って、自分もみんなも信用して、演奏会に臨んで下さい。当日頑張りましょう(ってもう一回練習あるってば^^;)。
2002年3月
 3月 1日(金) 片野先生の臨時練習(AveMaria全曲、Poulenc全曲、かなしみ)
演奏会前最後の練習。管理人はちょっと病院に寄ってきたので遅刻。行った時にはビクトリアを練習していた。
金曜日という異例の練習日にも関わらず、一名出張先から帰還できなかった者をのぞきフルメンバーで練習。いよいよ二日後は演奏会。みんな、がんばろう!
 3月 3日(日) 富士通川崎合唱団第6回演奏会(於:府中の森芸術劇場 ウィーンホール)
今年は春が早いそうだが、寒の戻りなのかえらく寒かった朝。東府中駅前では何やら早朝からドラマかなんかの撮影が・・・(^^;)。
演奏会については、いろいろと団内MLで語ったのでここで特に言うことはない・・・かな。気が向いたら語るページを公開します。

朝早くから、運営系のみなさんをはじめとしておつかれさまでした。
今回いろいろと人数減少などの悩みのあった中、全員一丸となって演奏会を目指して頑張ったことだけはたしかだったと思っています。そうですね、第3回の時の勢いを髣髴とさせるものがありました。

人が減ることそのものがダイレクトに活動の幅に結びついてくる現状を踏まえながらも、これからもみんなで頑張っていきましょう。みんなどうもありがとう。心からの感謝をこめて。
 3月 6日(水) 演奏会録音物試聴(1ステ〜4ステ)/AveMaria(アルカデルト)
演奏会後の練習ということで、やはり最初は人が居ませんでした。S1、T2で開始。おいおい(^^;)。
最終的には、4ステまで試聴してから、アルカデルトのAveMariaを練習。
昔演奏した譜とは歌詞当てが違うのでなんかとまどう。・・・うう、これが本来の解釈でしょうかM川先生さま。ぼくらが高校生の時に歌った歌詞当ては一体どこへ・・・。
 3月13日(水) さくらまつりの練習 早春賦/AveMaria(アルカデルト)
JCA課題曲の楽譜が届きました。25冊。それと一緒に演奏会の写真を持ってきたら、駅まで歩いただけで息切れが・・・すっごく重かったです。はい。
出席はS2、A2、T1、B4だったかな。あ、自分を勘定に入れてなかった。全部で10人。
なのになぜか練習後の飲み会にも10人いた(飲み会だけ来た人がいたから^^;)。

早春賦が意外と知られていなかったことに驚愕しました。小学校か中学校で歌っているのではなかったのか。歌詞が全部平仮名で書いてあるけど、ちゃんと読み下せていますよね?一応確認しておきます(MLで)。
後半は先週に引き続いてアルカデルトの練習。歌詞はいやというほど歌ったはずですが、音をとるのに精一杯で何語を歌っているのか分からなくなっていたりします。もう一度、どんなイントネーションだったのか、とかどういう意味だったのかというのを考えて歌ってみてください。
 3月16日(土) ボイストレーニング(Arcadelt)
久し振りのボイストレーニング。S3、A1、T3、B1。
最初はフォーブルドン(最初、フォーブリテンとかフォーグルテンとか違う単語に誤変換されていた^^;)による発声練習。4度並行の動きと倍音がものすごく気持ちよかった。あの狭い部屋でもちゃんと鳴るんだな、と感動。
その後、アルカデルトのAveMariaの練習。体調管理に失敗した自分的には最初貧血でひっくり返るかと思っていたり(徹夜明け←バカの見本^^;)。しかし、ハミングの後「tun tun」で練習する効果はすごかった。後半は全然楽に歌えましたね。人数は少なかったけど、ものすごくいい鳴りでした。さくらまつりでもぜひこの鳴りでお願いしたい。
 3月20日(水) さくらまつりの練習 花/AveMaria(Victoria、Arcadelt)
上記の予定だったが、風邪のためダウン。しかも連絡も出来ずにぶっ倒れていた、ごめんなさい。だから何を練習したかわかりません。あとでフォローしておきます。
 3月27日(水) さくらまつりの練習(花/早春賦) / 2002年度新役員選挙
「花」の音取りを中心に練習。中学か高校で必ず歌っていると思うのだが、この曲のタイトルを正しく認識している人は意外に少ないことが判明。
誤解の例:「隅田川」 「春」 など(^^;)
演奏の詳細についてはMLにて案内済みです。そちらを参照のこと。
なお、後半、2002年度の役員選挙を行ないました。選挙管理委員長さま、お手伝いのみなさまお疲れ様でした。2002年度も頑張りましょう。