富士通川崎合唱団 練習日誌(2002年4月〜6月)


管理人の独断と偏見による練習日誌。練習内容やその日の所感など(^^;)

2002年4月
 4月 3日(水) さくらまつりの練習(Arcadelt/七里ヶ浜/花/早春賦/Victoria)
なぜか手前の部屋で会議をしてらして驚く。「気にしないでください」って言われてもしますよ。いえ気にせず思い切り声出ししましたが(^^;)。
S1、A4、T3、B2、指揮1という布陣。土曜日本番なのに大丈夫なのかどうなのか。当日の朝、頑張りましょうということで。
練習後の連絡でも言いましたが、AveMariaは比較的丁寧に演奏しよう、という気合に満ちているのですが、唱歌の方が発声が甘くて指揮も見ないで何となく歌い流す人が多いですね。「日本語だから、知っている曲だから、編曲が簡単だから」なのでしょうか。実は日本語の方が、そして綺麗に決まるはずの易しい和音の方が、上手い下手が残酷なほどはっきり出ます。何となく声を出さないで、言葉の響きや音程にもう一度気を払ってみてください。
 4月 6日(土) さくらまつり本番
朝10時〜12時まで、ユニオンビルで練習。この日初めて全員揃ったというちょっと恐ろしい(^^;)状況。朝方だからなのか、とりつきものがいるのか、やはり早春賦だけえらい音程が揃わない。何故だ、何故なんだ。……実はウチの団にはF-durのジンクスがある。なぜか必ず音程がこけるのだ。EstiDalも、夢みたものはも、かなしみも、そうしてこの早春賦も……
ってのは冗談ですが、F-durは下がりがちであることは確かです。チェンジボイスにちょうどひっかかりまくるというのも原因のひとつでしょうが、どうもBの音に何か問題があるのではないか、というのも最近考えているところです。

さて、本番の演奏はお疲れ様でした。「花」とAveMariaが良かったのではないか、と思います。やはり、歌いこんでいるだけあってVictoriaはきれいにまとまっていました。Arcadeltももう少し微妙な和音を出せると良かったですね。さて、これを聞いて入団してくれる人がいるといいなぁ。
 4月10日(水) 課題曲の音取り(Heu mihi,Domine)
いよいよコンクールに向けての練習を始動しました。
まずは課題曲の音取り。いかにもパレストリーナな曲(どんなんだ^^;)なので、4声まとめて音取りするのが一番早い。自分のパートだけ見ているとちょっと納得のいかない旋律があたることもありますが、できるだけ、自分の歌う前後にどんなパートがどんな旋律を歌っているかを聞きながら練習に取り組んでみてください。

女声合唱団コーロ・ファンタジアの方が演奏会の宣伝にみえました。4月20日がんばってください。
 4月13日(土)
  〜14日(日)
春合宿(課題曲アンサンブル/自由曲音取り)

一日目: 
午前:発声、JCA課題曲(Heu mihi , Domine)
 合宿幹事さんからの日程及び注意事項の説明の後、団長による恒例の体操。
 発声の後は、JCA課題曲の練習を行った。すでに4月10日に音取りは済んでいたが、再度音の確認。

午後: 1)自由曲の音取り(O vos omnes)
     2)カルテット練習
 午後前半は自由曲1曲目の音取りを行なう。あまり難しい音は出てこないのでわりとあっさり終了。あまり音取りばかり続けていると精神的に疲労してくる(だろうと思う)ので、午後後半は新しい試みとしてカルテット練習を行う。
厳密にはダブルカルテットくらいだが、各パートをほぼ半分に分割、それぞれで練習をしてもらう。
練習課題は、リーダーシャッツから「夜のうた」、AveMaria集から「ArcadeltのAveMaria」の2曲。 グループ1:S1、A2、T2、B2  グループ2:S1、A2、T1、B2
初めての試みなのでともかくやってみた、という感が強いが、今後とも、手持ちの曲を増やすためと各自の自主的な音楽作りの一環として継続していきたいと考えている。

夜:アンサンブル(Heu mihi,Domine/O vos omnes)
 夜は、音取りを行なった2曲のアンサンブルを行なう。午後で帰ったメンバがいたので、夜に残ったのは、C1、S1、A3、T3、B4という人数であった。

二日目:
 午前:O magnum mysterium の音取り
 午後:課題曲、自由曲のアンサンブル

 午前中は1曲だけ残していた自由曲の音取り。都合で来られないメンバがいたため、二日間一人でソプラノを歌いつづけたHさん、ソプラノ、アルト両方歌って協力してくれたMさんおつかれさま。大変だったですね。
午後は3曲ともアンサンブル。片野先生の練習日があまりないので、ここでかなり詰めて作っておきました。合宿に参加したみなさんお疲れ様。参加できなかったみなさんは、早く追いつくように頑張ってください。
 4月17日(水) 片野先生の練習(O vos omnes/O magnum mysterium)
「O magnum mysterium」を中心に練習した。基本的に2拍振り。テンポは合宿中よりやや速めで演奏する。最後のアレルヤ唱は、歌詞の割り当てが変わったので注意すること。
なお、アレルヤ唱の4拍子に入ってからのテンポはほとんど変わりません。最後の2小節だけ大幅にrit.することになります。
 4月24日(水) O vos omnes/Heu,mihi Domine

庶務の尽力により新しい出欠表示用ボードができました。運用は今後考えていくそうです。
本日の布陣:C1、S2(C含まず)、A2、T1、B4 合計10名
次週はG.W真っ只中ですが練習はお休みにはなりませんのでご注意ください。

5月前半までは、必ず「自由曲1曲を重点的にアンサンブル、後半課題曲の復習」というパターンで練習を進めます。5月末以降6月までは合唱祭へ向けて自由曲2曲を中心に練習します。

なお、「O vos omnes」の現在の作りを以下に書いておきます。5月末まではこのまま進める予定ですので、練習後はチェックしておいてください。  →☆O vos omnes
2002年5月
 5月 1日(水) O magnum mysterium
課題曲も返そうと思っていましたが、ひたすら「O magnum mysterium」を追いかけてしまった練習(^^;)。
荘厳な場面の曲ではありますが、中間部(jacentemあたり)と最後のアレルヤ唱は、あまり重たくならないように演奏したいと思います。詳しくは別途書きますので読んでおいてください。
次回は年次総会です。早めのご参集を!
 5月 8日(水) 2002年度年次総会/Heu mihi,Domine
今日は2002年度の年次総会だった。資料作成をサボっていた管理人は最後の最後で痛い目にあって、2001年度総括、2002年度計画、団規約を徹夜で作成しなおす羽目に陥った。まあ、自分が悪い訳ですが(^^;)。
2002年度年次総会は20時開会、22時閉会で無事終了。19時からはじめられれば21時に終わるんだがなあ。やむを得ない部分も多く含むが、総会開会時刻だけはもう少しなんとかした方がいいと思う人は大勢いるだろう。
さて、総会開会まで課題曲の練習をした。アルトが最初いなかったので、偽者アルトをさせていただいた。もう覚えたぞ。ルネサンス物はアルトが美味しいな。いや、いいですねアルト。頑張ってください、羨ましい。自分にはちょっと音域低いけど。
 5月15日(水) O magnum mysterium/O vos omnes
最初、女声が少なめで始めた練習。最終的には、C1、S3、A3(ただし入れ替え制だった)、T3、B3の13名。
合唱祭前の先生の練習は2回しかないので、そして、合宿からこっち、随分曲想も付けたはずなのだが、未だに楽譜にかじりつき、音取りしてます新鮮です、な状態は如何な物かと思われる。数回アンサンブルして切り出して歌うと結構いい音もなるのだが。いつも練習の最初は音もがたがたハモリもぼろぼろ、では効率悪いことこの上ないですね。人の後について歌わないで、毎回少しでも自主的に音楽を作るように心がけていただきたい。とお説教的な事を書くのは小言くんのようでいやだな(^^;)。

なお大まかな曲想はこちらを見ておいてください  →☆O magnum mysterium
                                →☆O vos omnes

今日はお客さんが二人、見学者の新人さんと、コール044の演奏会の宣伝の方。
コール044の演奏会は6月1日、「地球へのバラード」がメインステージで楽しみなのである。
 5月18日(土) ボイストレーニング(O vos omnes)/O vos omnes、O magnum mysterium
午前:望月先生によるボイストレーニング
    S3、A1、T2、B2の8名ながら、大変に充実した練習。O vos omnesを中心に練習する。一部、女声のパート入れ替えを検討中なので入れ替えでも練習を行った。結果判断は後日。

午後:休日練習
    合宿からこれまでの曲想の確認と、最後は指揮なしで全体で丸くなってアンサンブルを行なった。
 5月22日(水) O vos omnes、O magnum mysterium
C1、S3、A4、T2、B3の13名での練習。東京都合唱祭本番は、本日欠席した各パート1名ずつを含めて17名での出場となる。出場順も6月29日(土)Aブロック5番目と決定し、あと一ヶ月となった。
久し振りにメンバが揃ったので、5月に入ってからつけた曲想を改めて確認しなおす練習を行う。ソプラノの音程がややばらけ気味、またベースの歌い方が(歌詞に気を取られると)荒くなるので、外声部は次回までに楽譜を要チェック。各自、不安な個所をデバッグしてきていいただきたい。楽譜に必死になるとどうしても発声が荒くなり、その結果、うまくハモらないので一層精神的にダメージをくう、という悪循環を辿るので、何はともあれ、自分のパートは安心して歌えるようにしてきましょう。

なお、練習の詳細は例によって「JCAへの道(団員専用)」に更新してあるので、そちらを参照されたい。
 5月29日(水) 片野先生の練習(O vos omnes/O magnum mysterium)
S4、A3、T3、B3(ただし一部、アルト兼任者あり)で、13名の練習。東京都合唱祭出場者は17名の予定なので、本日の欠席は、S1、A2、、B1となる。
各パート、3〜5名。いよいよ真面目にカンニングブレスの位置を決めなければ、と思うのだが、入れ替えで休まれると決められません。ということで、早めに揃ってください、よろしく(^^;)。

本日の練習のまとめ:「JCAへの道」にまとめて書いてあります。
O vos omnes
 ・3小節目2拍目と3拍目の間で全員ブレス
 ・全体的に子音をしっかり立ててほしい。たとえば、6小節目の「omnes」のs、次の「qui transitis」のqや語尾のsなどをきちんと歌ってほしい。
 ・22小節目のベースのAsとソプラノのGのぶつかりを出す
 ・26小節目のテナーのAsとソプラノのGも同様
 ・46小節目のアルト、テナーの「dolorem」しっかり歌う

O magnum mysterium楽譜の変更点
1)18小節目、テノール、ベースの「sacramentum」
  「cra」を4拍目→3拍目に移動。
2)24小節目、ベースの「natum」
  「na」を3拍目の二分音符に移動
3)「alleluia」の歌詞割り変更
 ・55小節目〜56小節目、ソプラノ、アルト
 ・59小節目〜60小節目のソプラノ、テノール
 ・65小節目〜66小節目のアルト
  以上3箇所、 「Alleluia」の「le」を56(60、66)小節目の最初の拍に移動
4)55小節目、65小節目のアルト
  最後の拍のGをGisに変更
5)68小節目〜69小節目、ベース
  ・68小節目3拍目裏のFisをFに変更
  ・69小節目2拍目裏のムジカ・フィクタをはずす(GisをGに変更)
2002年6月
 6月 5日(水) 東京都合唱祭の練習(O vos omnes/O magnum mysterium)
O vos omnesを中心に練習する。内容については、これまでの指示から大きな変更はないが、全体的にこの曲自体が捉えどころのない感が強いせいか、乗れればいい演奏をするのだが、少しでも迷いがあるとなんとなく同じ大きさでだらだらと歌い終わってしまうようである。音程が高いの低いのとこまごまと言い過ぎると演奏が固まってしまってつまらないが、この曲の場合、和音の移り変わりをよりはっきり出さないと曲の色合いが見えなくなるので、つつかざるを得ない。

ところで、そろそろ暗譜は完璧なのでしょうか。なぜ毎回楽譜とお見合いを続けて歌うのでしょうか(^^;)。次回くらいに楽譜外してもらおうかなー。
 6月12日(水) 東京都合唱祭の練習(O magnum mysterium/O vos omnes)
先週は「O vos」を中心に練習したので、今週は「O magnum」を中心に練習を行なう。
発声後に、高声(H−E)、低声(E−A)完全五度で和音を構成してもらう。以前ボイトレでフォーブルドンで声を出したが、これから演奏する曲の旋法に近い形で全体の声の調整を行なってから始めた方が、はるかに和音感がいい。

各パート1〜2名の欠席はあったものの、そろそろカンブレ位置を調整。欠席した人は、パート内で確認しておいてください。次回は片野先生の練習になります。

#練習内容の詳述は、土曜練習が終わってから改めてまとめて出します。
 6月15日(土) ボイストレーニング/片野先生の練習
午前:望月先生によるボイストレーニング。場所は手前の小部屋で狭いのだが、このくらいの人数ならそれでも丁度いいのかもしれない。今日のツボは「ねずみになれ」(^^;)。
常に筋肉が動いていること(なにかを引っ張り続けるイメージを持つと声が滑らかになる人が多かったですね)と、いきなりがつっと出さないで魔法をかけるように声を出す、ということをちょっと意識してみてください。

午後:片野先生の合唱祭前最後の練習。2曲とも少し早めに演奏することになりますのでよく指揮をみてください。特に「O magnum」で付点四分音符+八分音符の時にテンポが乱れますので要注意。本番当日はピッチパイプで音をとります。
 6月19日(水) 東京都合唱祭の練習(O magnum mysterium/O vos omnes)
すでに暗譜はすんでいるはずなのだが、楽譜を外して(しかも途中から)歌うと、各自ワナがある気配濃厚である(^^;)。本番は勿論、途中からやり直すということはないのだが(あったらこわい)、しっかりと楽譜を見直してきていただきたい。
練習はあと一回。全員が揃ってブレス位置を含めて調整を行ないたいので、みなさん、ぜひ早めのご参集を。
 6月26日(水) 東京都合唱祭の練習(O magnum mysterium/O vos omnes)
合唱祭前最後の練習。本番出演者の欠席は一名だけだったかな?
本番は一列で並ぶが、練習で円形になって歌った時の感覚を忘れないで互いの声をしっかり合わせて歌っていただきたい。各パート人数が少ないのでブレス位置の調整は苦しいかもしれないが、その分、パートの音が一本になるように繊細で緻密な演奏を目指しましょう。