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富士通川崎合唱団第7回演奏会曲順 (2004年9月17日)

 第1ステージ  Missa super "Dixit Maria" より
  「Missa super "Dixit Maria"」
(H.L.Hassler)より抜粋演奏
    1)Kyrie
    2)Gloria in excelsis Deo
    3)Sanctus
    4)Benedictus
    5)Agnus Dei


 第2ステージ  ルネッサンス・バロック宗教曲集
    1)O vos omnes (T.L.de Victoria)
    2)Sicut cervus desiderat(G.P.da Palestrina)
    3)Sitivit anima mea (G.P.da Palestrina)
    4)Exsultate Deo (A.Scarlatti)


 第3ステージ  クリスマスソング・コレクション
    1)A Christmas Round(クリスマスの輪唱)
    2)Today the Virgin(今日、聖母は)
    3)Deck the Halls(ひいらぎ飾ろう)
    4)The First Nowell(牧人ひつじを)
    5)Ave verum corpus
    6)O Christmastree(もみの木)


 第4ステージ  混声合唱とピアノのための「花に寄せて」
   混声合唱とピアノのための「花に寄せて」(新実徳英 作曲)全曲
     T.たんぽぽ
     U.ねこじゃらし
     V.しおん
     W.つばき・やぶかんぞう・あさがお
     X.てっせん・どくだみ
     Y.みょうが
     Z.ばら・きく・なずな

 アンコール
   神の御子は (A.Parker&R.Shaw)
   Zum Sanctus (F.Schubelt)
各ステージ注意点 (2004年9月17日)
9月17日付けでChorus-MLに出したものの抜粋修正版です。

1.1ステ(Hassler)
  このミサ曲は、ひとつの曲(DixitMaria)から発展して作られた曲です。
  そのため、キリエからアニュス・デイまで、似たフレーズが何回も展開され、
  歌詞の内容等から、少しずつ和音構成や拍子が変化します。
  それがこの曲の味になっていますので、各曲の「少しずつ違うポイント」
  どこであるのか、またその部分の意味などに充分注意して歌ってください。

  その「似ているけど少しずつ変化する箇所」についてですが、現在、
   練習中何回か歌えばできるようになる → 別の日に練習する 
         → また最初は間違える → 同じ事を指摘して練習する
  という、無限ループが繰り返されています。

   ・指摘された箇所のメモを取る(一回で済まさず、間違えたなら何度でも)
   ・練習中どこか一箇所でもいいので、必ずポイントを押さえて覚えて帰る

  この2点を真剣にやってくださればかなり解決すると思うのですが。

2.2ステ(ルネッサンス・バロック宗教曲集)
  以前にステージにあげた曲を中心にしており、アンサンブルを重視して
  練習しています。
  テキストの意味、繰り返されるフレーズの処理(同じ事を2回しろとはお願
  いしていないはずです)、音色等に気をつけて丁寧に歌ってください。

  気を抜かれると、旋律の流れや決めの和音の音色がすぐにばらばらになって
  しまいます。
   「歌ったことある=音知ってる=あんまり練習してなくても大丈夫」
  ではありません。毎回真剣勝負でお願いします。
   
  また、新曲(スカルラッティ)だけピンポイントで歌えない人がいます。
   A→B→C→B(コーダ)
  という非常に分かりやすい構成です。ブロック分割して一フレーズずつ丁寧
  に音を確認してきてください(特にC「Jubilate Deo Jacob」の部分)。

3.3ステ(クリスマスソング・コレクション)
  Tavenerの新曲は、変拍子の上、指揮者なしで全員で歌う曲です。
   ・自宅で、歌詞のリズム読みをする
   ・変拍子が取れない方は、八分音符を一拍として、ゆっくり読んでみる
   ・八分音符一拍に複数の母音や長めの言葉があたっている箇所
    (Give Glory to the Childなど)を丁寧に
   ・一拍に納めるべき母音・子音は必ず一拍に納める

  また、クリスマスソングに関しては音は難しくないはずですが、英語の歌詞
  に振り回されっぱなしの人が散見されます。

  このステージは、一にも二にも「どれだけ歌詞を読んできたか」が、結果を
  左右することになると思います。

4.4ステ(花に寄せて)
  ピアノ伴奏も一パートとして、全体の構成を理解することを中心に考えてく
  ださい。
  ぶつかる音が多用されていますので、どこが和音にすんなり入っている音で
  どこがぶつかっている音か、考えながら練習してみてください。

  また、日本語の歌詞のため、「普段喋っているような喉の声」で歌ってしま
  う人がいます。その人の声だけが飛び出してしまいますので注意して下さい。

  「歌う日本語と喋る日本語は別物」 です。

  これ以降の「花に寄せて」の練習は、ほとんどが片野先生とピアニストの
  練習になります。
  音が取れていない人は、個別に練習していただく以外にありませんので、各
  パートでのフォローをお願いします。

5.譜持ちについて
  現在、1ステ(Hassler)と、3ステの一部の曲は、譜持ち演奏を予定してい
  ます。譜持ちの姿勢に関しては、下記を特に気をつけて下さい。
  
   ・譜面と指揮者の両方を見られるようにする
    →楽譜を顔の前にかざさない。少し寝かせ気味にもつ。
    →顔を下に向けない。楽譜は時々目だけで追う。

   ・譜面を持つことで胸郭を圧迫しない
    →自然にページをめくれるように持つ
     「片手で綴じてある背の部分を支え、もう片手で楽譜の端を持つ
      (ページをめくる)」
     が一般的だと思います。
    →肘や肩を不自然に張らない
    →身体に楽譜を付けすぎない。少し離して持つ
   
  プロの合唱団などを参考にして、自分の姿勢と比べてみると良いと思います。

  なお、譜持ちということで
   覚えなくていい =音が充分に取れていない
             =楽譜にかじりつく(テンポ等が合わない)
             =何回も同じことを指摘されても改善しない
  という悪い面が強調される状態になってしまった場合は、演奏の精度を上げる
  ために、全曲暗譜に切り替えます。
譜持ちステージについて(2004年10月19日):
    下記のステージ(曲)について、譜持ちで演奏することに決まりました。
    全員揃いの楽譜を購入していますので、楽譜カバーは使用しません。

     第1ステージ:「Missa super "Dixit Maria"」全曲
     第3ステージ:「クリスマスコーラス[増補版] 混声合唱」収録曲3曲
               Deck the Halls(ひいらぎかざろう)
               The First Nowell(牧人ひつじを)
               O Christmastree(もみの木)

    なお、以前からお願いしている通り、譜持ちの際の姿勢等には充分
    気をつけて、良い演奏になるようにしましょう。