「全日本合唱コンクール」カテゴリーアーカイブ

『第66回神奈川県合唱コンクール』出演情報&詳細レポート

出演情報

■主催神奈川県合唱連盟 朝日新聞社 全日本合唱連盟関東支部
神奈川県立音楽堂
(神奈川県合唱連盟の神奈川県合唱祭のページ
 kanagawakenren.la.coocan.jp/konku-ru.html
■日時2023年8月20日(日)10:55開演/10:25開場
富士通川崎合唱団の出番はBブロック9番目です。(13:48頃の演奏予定です。)
■会場神奈川県立音楽堂
 ・JR「桜木町駅」より徒歩約10分。
(神奈川県立音楽堂のアクセスページ
 https://www.kanagawa-ongakudo.com/access)
■入場料各ブロック 小学生:500円 中学生以上:1,000円
■指揮加藤 雅子
■ピアノ福﨑 由香
■演奏曲目課題曲:Wenn mein stündlein vorhanden ist(もしも私に僅かな時間が残されていて)
    作詩:Nikolaus Herman、作曲:Hans Leo Hassler
自由曲:逝く夏の歌   作詩:中原 中也 作曲:信長 高富
    Lux Aeterna   作曲:Tom Porter

詳細レポート

富士通川崎合唱団は、8月20日、神奈川県立音楽堂で開催された「第66回神奈川県合唱コンクール」の大学職場一般部門に出場しました。

当日のプログラム

神奈川県合唱コンクールは、神奈川県合唱連盟、朝日新聞社、全日本合唱連盟関東支部、神奈川県立音楽堂の主催で行われるイベントです。

2020年~2022年は新型コロナウイルス感染拡大の影響による中止決定やイレギュラーな形での開催でしたが、今回4年ぶりに衣装着替えあり・直前リハーサル可能・ステージ上ではマスクなし歌唱、のレギュラーな形での開催となりました。

練習場に集合して歌う回数も昨年度よりぐっと増え、団員一同気合いを入れてコンクールに臨みました。

本番直前のリハーサル室

今回は課題曲1曲および自由曲2曲を演奏しました。

課題曲「Wenn mein stündlein vorhanden ist」は1600年ごろに作曲されました。16世紀に端を発した宗教改革の嵐が吹き荒れる激動の時代の中で、ひたすら信仰の道を守ろうとする敬虔さと、救いを信じる強い心を示す躍動感にあふれた美しい讃美歌です。

自由曲「逝く夏の歌」は、中原中也の初期詩集「山羊の歌」に収録されている詩に、当代随一の作曲家である信長貴富が曲を付けたもので、夢みるような浮揚感のあるメロディが特徴です。音程の難しいところもありましたが、できるだけ作品の世界を表現できるように歌いました。

自由曲「Lux Aeterna」は、死者のためのミサで歌われるグレゴリオ聖歌をもとに作られました。まるで空から温かい光のシャワーが絶え間なく降り注ぐような癒しを感じさせる美しい曲です。この曲を作曲したTom Porterは、作曲家としての活動以外にも、アメリカの音楽大学で教鞭をとり、数多くの合唱団の指導、ワークショップの開催などで活躍しています。


会社の施設である富士通ユニオンビルの多目的ホールで練習でき、また、指揮者の加藤先生のご指導と団員一人ひとりの努力の結果、参加者全員が楽譜を持たず暗譜でステージに立つことができました。

神奈川県立音楽堂にて本番終了後

今年は銅賞を獲得しました。ピアノ伴奏をしてくださった福﨑先生や、会場に駆けつけてくださった団員の関係者から、心が震えるような素晴らしい演奏だったというご感想をいただくことができました。

4月にはソプラノパートに新しい団員を迎えることができました。また、5月以降は練習回数も増え、イベントへの参加機会もコロナ以前に近づいてきており、団員一同ますます意気軒昂です!コンクールに参加した感動を胸に、今後も頑張って活動していきますので、ご声援をよろしくお願いいたします。